革靴は消耗品じゃない!5万円の高い靴は20年以上履ける!

5万円以上の靴
人によって靴の高い安いは異なりますが、一般的に5万円したら十分高い靴の部類に入れても問題ないでしょう。
5万円の靴が安いと言っている人は、そもそもこんなサイトは見ませんよね。
5万円の靴を基準に考えていましょう。

高い靴が安い靴に比べて素晴らしい理由は4つある

4つの視点で考えてみましょう。

理由1:長く大切に履けば20年以上履ける

靴の構造的な理由:

高い靴が長く履けるのは、アッパーの革が丈夫な事とソール交換が可能であるという2点につきます。

アッパーの本皮はクリームを縫ってメンテナンスすれば、10年以上普通に使えます。
高い靴は良質な革を使っていることもあり、安い靴よりは長持ちします。

また、靴底に関しては、ヒール交換やつま先補修を行ないながらソール交換を数年に1回行えば、何度でも不死鳥の如く蘇ります。
靴職人の間ではグッドイヤーウェルト製法改め、フェニックス製法と呼ばれているらしいです。(ウソです)
安い靴は、ソール交換が出来ない靴が多く、アッパーの革が大丈夫でもソールが駄目になって使えなくなる事もあります。

人間の身体的な理由:

成長しても靴のサイズは変わらない
人間はどんなに体型が変わっても足の大きさは変わりません。
ある程度大人になって足のサイズが安定すると一生そのサイズです。
すなわち、靴のサイズも同じということです。
高い靴を購入しても、「最近太ったからキツくなってきたなぁ」なんて事は起きないのです。
洋服と大きく異なる点ですね。

流行り廃りの理由:

洋服に流行り廃りは付き物です。
昔はやっていても廃れたり、リバイバルしたりとファッション業界は動きがめまぐるしいです。
しかし、そんなファッション業界にあっても男性用の革靴の世界は流行り廃りがほとんどありません。
20年前のストレートチップも最近のストレートチップもそこまで形は変わらないのです。
昔の革靴はこんな感じだったとかイメージないですよね??

理由2:足に馴染んだ時の履き心地がとってもよい

足に馴染むと気持ちいい
靴の最高の状態はいつかご存知でしょうか?
新品で購入したピカピカの状態は最高の状態ではありません。
最高の状態は、購入して1年ぐらい経過して足に馴染んだ頃です。
この頃になると靴底のコルクが足の形に変形してきますし、アッパーの革も柔らかくなってきます。
この領域に入ってくると靴が足の一部になるぐらい一体化します。
本当になるのです。
安い靴には決して無い感覚です。
私が高い靴にハマった理由の1つでもあります。
ぜひ、実際に体験してみてください。
靴は消耗品??とんでもない。自分の事を少しずつ理解して一緒に寄り添ってくれるパートナーですよ!

理由3:足元を見られる

足元を見るという諺があります。

【意味】足下を見るとは、相手の弱点を見つけ、つけ込むことのたとえ。
【足元を見るの語源・由来】 街道筋や宿場などで、駕籠舁き(かごかき)や馬方(うまかた)が旅人の足元を見て疲れ具合を見抜き、それによって値段を要求していた。 客は法外な値段であっても疲れていればその金額で了承してしまうことから、相手の弱みにつけこむことを「足元を見る」や「足元につけこむ」と言うようになった。

現在でも、実際に足元(靴)を見て人を判断する人はいます。
ホテルマンや銀座のホステスさんや銀行の融資担当者と言った方は、靴をみて判断すると言った話は聞いたことありませんか?
私も靴が好きな事もあって見てしまいます。

見ると言っても、「こいつJohn Lobb履いてる!この前はBerlutiだったな。なんて金持ちな奴だ!」とか「Giltでたまに放出されるルシアスだ」とか「ABCマートの2足目半額セットのStefano rossiね」のように、靴のブランドを見ているわけではありません。

「靴が綺麗か」「カカトを踏んでいないか」「カカトがすり減ってないか」といったメンテナンス状況を見ています。
靴が凄く汚れていたりすると、他のスーツ・シャツ・ネクタイ・カバンがどんなに立派にきまっていても残念ですね。
靴をチェックする人が一定数いるのであれば、メンテナンスした方がいいですね。

安い靴だとメンテナンスをサボる

メンテナンス状況だけを見るのであれば、高い靴である必要はありません。
しかし、不思議なものである程度の価格の靴でないとメンテナンスをサボります。
高い靴の話をすると必ず「安い靴をローテーションで回せばもっとも長持ちしてオトクなのでは?」という意見が出ます。
しかし、1万円前後の安い靴で満足する人は、そこまで靴に愛着を持ってメンテナンスをすることがありません。
想定よりも早くダメになってしまいます。(実際の靴屋さん談)

私もABCマートで安い靴を購入して履きつぶしていた時は、靴磨きも大してしませんでしたが、Santoniの靴を購入してから変わりましたね。
ある程度の価格の靴になると意外と苦にならずに出来ますよ。
むしろ、月に1回の靴磨きが楽しかったりします。

理由4:気分が良くなる

自分のお気に入りの服やモノを使うときって嬉しかったり楽しかったりしませんか??
私は単純なのでなります(笑)
良い靴を履くだけで気分が上がって楽しく外出なり出勤出来るのであればやった方が良いです。
靴ごときで気分良く過ごせるのであれば、それは物凄く効率の良い投資です!
安いものです。

実際に経済的にどちらがお得か比べてみよう

ざっくり比較

高い靴の場合:
靴購入   5万円
ソール交換 1.2万円×4回(5年に1回)
ヒール交換 2,000円×16回(1年に1回、ソール交換時除く)
つま先補修 2,000円×6回(2年に1回、ソール交換時除く)
合計 14.2万円

安い靴の場合:
靴購入 1.3万円×10回(2年に1回買い替え)
ヒール交換 2,000円×5回(1年に1回)
合計 14万円

結論:同じぐらい。だったら気分が良くなったりメンテをする高い靴を買ったら??

ちゃんと比較

こちらで履いた回数とヒール交換の頻度等を計算して、実際どうなのかを検証しています。
どうぞ。

靴メンテの経済性比較

結論:高い靴の方がメリットが多いのでお得

結論としては、金銭的にはそこまで大差は無いけど、人に足元を見られて、気分的に上がるのであれば高い靴の方がお得!ということです。
十分背中を押す材料は揃ったと思います。
ぜひ購入して、良い靴ライフを!!

コメント

  1. […] 〜、5万円もする革靴を買う人の気持ちが理解出来ない」と感じている皆様に朗報です。5万円の革靴は冷静に論理的に考えると高くありませんでした。こちらを参考にしてみてください。 […]

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